胃内視鏡検査について
レーザー光源搭載の新世代内視鏡システムを導入しました。
レーザー制御技術と、画像処理技術を組み合わせることで、粘膜表層の微細血管などを強調した画像観察を可能とし、従来の内視鏡に比べ一段と視認性向上を実現しました。このために、がんなどの病変部より早期の発見が可能となりました。
苦しい、辛いと思われていた、内視鏡検査が驚くほどラクに
できるだけ苦痛の少ない検査を目指していますので基本的に静脈麻酔を使用させて頂いています(但し経鼻内視鏡検査は静脈麻酔は使用しません)。
バリウムを用いたレントゲン検査よりも胃のすみずみまで正確にわかるのが、内視鏡検査です。
5~10分の検査で、食道、胃、十二指腸はもちろん、咽頭や喉頭までチェックが可能で、潰瘍やがんの早期発見に成果をあげています。
当クリニックでは、3つの検査方法から、嘔吐感や痛みのないものを選んでいただくことが可能です。
胃痛、胸焼けの症状がある方、遺伝的に胃がんになりやすい方、ピロリ菌検査結果が陽性の方は、ぜひ検査を受けにいらしてください(検査当日の朝食は抜きですが、水は飲んでもかまいません)。
①嘔吐反射がない「経鼻内視鏡検査」
ファイバースコープを口に挿入した際、「ゲエッ」となるのが嫌だという方におすすめするのが、局所麻酔をして鼻から極細のスコープ(5.9mm/従来の半分の太さ)を入れる経鼻内視鏡検査です。
この検査法には、内視鏡専門医と話をしながら、リアルタイムで状況を観察できるという長所があります。
また、当院で検査を受けられた約9割の方が、「口からよりも検査がラク、次回もまた鼻で検査をしたい」とおっしゃられています。
ただし、鼻の穴が小さい女性には、スコープが入りにくく痛い場合もあります。
②静脈麻酔を使用する「経口内視鏡検査」
鼻からも口からも苦手、寝ている間に検査を済ませて欲しいという方におすすめするのが、麻酔を使った口からの内視鏡検査です。うつらうつらとしている間に検査は終了しますが、麻酔を使用している関係で、検査後30分程度、院内で休憩をとってからお帰りいただきます。
また、薬の性質上、検査後の車の運転や複雑な作業、飲酒もやめていただいています。
③従来の「経口内視鏡検査」
喉の局所麻酔はしますが、スコープが口に入った際に嘔吐反射もありうる、一般的な胃の内視鏡検査です。
静脈麻酔をしていない分、検査終了後に休まずに帰れるというメリットがあります。
※当院の胃の内視鏡検査は、胃の観察と病変の疑いがあるものを病理検査に出す「生検」までです(生検をした場合は、保険診療になります)。生検に出した場合は、後日その結果をご説明いたします。万が一、胃の手術を要する場合は、病院を紹介させていただきます。